今年初めて12月上旬に、オンラインで行われる現役ドラフト会議。
12球団が指名対象となる2人以上の選手リストを提出し、最低1以上獲得、1人以上が他球団へ移籍する方式となる見込み。
まだ細部を詰めて正式決定するみたいだ。
19年から導入をPBN側に選手会の方が提案してきたが、コロナの影響もありかなり時間を要してのスタートになりそうだ。
出場機会の少ない選手のチャンス拡大のためだ!
90年のセレクション会議など、過去にも全球団でトレードの会議を行ったことがあるが、現役ドラフト、としての会議は
史上初となる。
どんな選手が出てくるのか楽しみだが、選手の立場からすると、どんな感じで捉えているか考えてみた。
選手のチャンス拡大、とは綺麗事かもしれない。
もし私がその立場で選出されたとしたならば、落胆、複雑な心境に落ちるだろう。
所属チームから、要らないと言われているのと同じだと捉えてしまう。
少し過激な書き方をしているが、綺麗事では済まされない。
また、2人以上を提出し、1人は移籍の運びになる。
では、移籍出来なかった選手はどうなるのだろうか?
選出されてもショックかもしれないのに、移籍出来ないとなるとチームに居場所がなくなる感じだ。
まだ細かいルールは初めてのことなので見えてない部分もあるが、現在決まってるものから解釈すると、こんな感じの
残酷なものになってはしないかと心配してしまう。
アマチュアの時から選択の自由がない。
なりたい職業ではあるが、行きたい球団に行けるとは限らない。
12球団を一つの会社とすれば、いろんな部署が各球団になる。
人気も違えば、待遇も全然違うのに選択することは出来ない。
現役ドラフトにも、自由や選択の余地は全くない。
ただ言われるがままに移籍しなければならない。
完全に選手は商品化され、売買されてる感じがして心が痛む。
まだまだヨチヨチ歩きの現役ドラフトではあるが、最深部まで繊細にルールを決めていってほしいと思う。
多くの選手がチャンスを掴み、この制度が価値あるものになることを願っている。
最後まで読んでくれて、ありがとう!