ブログを始めた。
初めての投稿になるが、記念の一発目は何にするか迷ってしまう。
何だってスタートが大事なのだ。
野球のことを主に書いて行くのだが、今回は一人の男にスポットを当てたいと思う。
今やプロ野球の頂点に上り詰めた打者、村上宗隆(ヤクルトスワローズ)のことを書いてみたい。
8月1日現在、試合数94、打率316、安打103、本塁打37、打点95、盗塁9
抜群の成績で文句のつけようもない。
際立っているのが本塁打と打点だ。
昔ブライアンと言う選手が近鉄に居たのは皆さんは覚えているだろうか?
彼はホームランの3倍が打点であることを理想としてる、と言っていたのを思い出した。
その言葉を借りると村上の打点は若干物足りないものになってしまうが、私はどの場面でどんな打点を叩き出したかが
大切だと考える。
7月31日の甲子園での試合で、プロ入り初の3連発をやってのけチームを勝利に導いた。
その3本のハームランを解説してみたい。
1本目は2点差を追う7回、阪神ベンチはガンケルから今年村上に相性の良い渡邊を投入する。
成績は、3打席3三振!
打者からすると顔も見たくない相性だ。
しかし4番を任されている村上は外に逃げていくスライダーを見事にとらえた。
彼の考えは、まともに来ない必ずスライダーで空振りをとりにくる、と考えたのだろう。
右足を踏み込みスライダーを打ちに行った。
少し高めに来たがコースは外いっぱいの厳しいボール、浜風は関係ない、レフトスタンドにたたき込んだ。
過去の対戦の分析が出来ていたのだろう、狙っていた球が来た〜、迷いのないスイングが出来ていた。
さあ〜あと1点に迫る。
その1点を追う打席は9回1アウト、ランナー無し、当然村上はホームランしか考えない打席だ。
マウンド上には阪神の抑えのエース岩崎。
打者の性質というのは、前の打席でいい結果を残した球種やコースは読まない傾向にある。
従って村上の頭の中には、外よりの変化球は追い込まれるまで頭の中には無いため、絞った球種コースはインサイドのストレイトと分析できる。
初球キャッチャーの梅野はインサイドに構える、岩崎も頷きセットに入いった。
甲子園は強い浜風が吹いている、かなりのパワーヒッターでもスタンドに運ぶのは至難の業。
初球が岩崎の指先から投じられる、村上が読んでいるボールはそのとうりインサイドやや高めにきた。
フルスイング、そのボールは浜風を切り裂きライトスタンドの最前列に吸い込まれていく。
なんというパワーなんだろう!
阪神バッテリーのインサイド、という気持ち考えもわかるがそれ以上の結果をもたらした村上の凄さは恐ろしい。
これで同点、延長戦に突入。
3本目は延長11回2アウト、ランナー1塁。
マウンドには石井。
絶対にホームランは避けなければいけない。
ヤクルトベンチは1アウト一塁の奥村の打席でバントをして村上に回すことをやめ強行に出たのは、送っても村上が申告敬遠
される事よりもランナー一塁での村上勝負を望んだためだろう。
そのベンチの動きも考えも村上には十分すぎるほど届いている。
2本のホームランは狙い通り、読みどうりに打てた、今度は右ピッチャーどうする、どう読む?
マウンド上の石井も普通には投げれない、緊張が見てとれる。
一つの考えとして、ランナー1塁でも申告敬遠でもいいのでは?
なぜなら次のバッターはサンタナの代走で途中出場している渡邊だからだ。
阪神バッテリーは勝負に出る。
カウントは2ボール、簡単にはストライクは取れないだけの迫力で打席にいる村上は武士のようだ。
さあ〜何でストライクを取るのだろうか?
バッテリーが選んだボールは、カーブ!
高めにはいってきたボールをひきつけ浜風と今度は喧嘩しないように高々とレフトスタンドに運んだ。
見事というしか無い。
3打席のホームランはどれも内容が深く感動に値するものになった。
ヤクルトのファンからは村上の上を神、村神さまというらしいがこの試合はまさしく村神様の一人舞台であった。
画像引用:https://www.yakult-swallows.co.jp/photo/detail/33759
ブログ開始待ってました!
村上選手本当に素晴らしいですね!
若干22歳でこれでもか!という成績を残して、身体も強い、走塁も一生懸命、試合中ひときわ大きな声をだしてチームを鼓舞して、ゲームを細部まで見て小さな気付きも出来る。
セ・リーグでこれだけワクワクさせてくれるスラッガーは松井秀喜氏以降に思えます!
スタートが大事!
と言いつついきなりハームランとズッコケる豊さん大好きです♪