勝負事にはいろんな作戦が用いられる。

その作戦によって大きく形成を変えていくのだ。

ミーティングなのでデーターを頭に叩き込み試合に挑むが、大抵がその通りにはいかない事が多い。

選手達はプレーをしながら違いを肌で感じ、考えを変えていく事ができるのだが、ベンチ、監督は違いをいち早く読み取る必要がある。

言ってみれば、流れ、というやつだ。

その流れとやらを変えるにはどうしたら良いのか?

大抵の監督は、自分の勘に頼ることが多いいが、中にはデーター重視という監督もいる。

最近の監督では、ラミレス監督が数字を大切にした代表だろう。

データーを信じるのは、数字は嘘を言わないからだろう。

過去何年かの数字が残されている中から作戦や選手交代を行っていく。

一番オーソドックスなやり方で安定感と説得力がある。

では他の監督はというと、自分の勘を信じ、時よりデーターをチラ見しながら作戦を立てる。

8月4日、日本ハム対ソフトバンク戦が行われた。

3対3で延長にもつれ込む、日本ハムは中島卓也からの攻撃。

マウンド上には、甲斐野、中島の当たりはピッチャー前のボテボテのゴロだが内野安打とエラーが重なり0アウト2塁となる。

次の打者は、前日2ホームランの清宮、ソフトバンクベンチは申告敬遠を支持、次の打者で勝負に出るがその試合で同点ホームランを打っている万波を迎える事になる。

清宮に対しての申告敬遠は、守りやすくする、ホースプレーが取りやすくなるという事での作戦だろう。

さて万波をどうするのか?

固定観念で行けばバントというのが普通だ。

ソフトバンクバッテリーの様子を伺うための牽制をした時、万波がバントの仕草を見せる。

しかし万波がバントを成功させる確率はバッターとしての性質を見る限り低そうにだ。

BIGBOSSはどんな他を打ってくるのか楽しみだが、1点取れば勝てる試合で無茶はしないだろうー?

万波の打席での構が変わった。

先ほどまで撃つ構だったが、バントの構えをしている。

流石にさよならのチャンス、バントだろうなーと少しホッとした気持ちで画面に集中したが、なんとバスターを敢行してきた。

打球はセンターのやや右に飛ぶ、タッチアップは出来る、チャンスは広がったに見えたがセカンドのランナー中島が飛び出して

て、タッチアップが出来ずアウトカウントが増えただけに終わった。

飛び出した事にガッカリするが、よく見てみると0アウト1、2類でバスターエンドランをかけている。

これでは中島も帰れず次の塁には進めない。

まともに万波にバントは考えなかったが、何とこんなところで仕掛けてくるとは思いもしなかった。

甲斐野の球速は、150キロをいうに越す、万波は空振りが多い打者、そんな状況の中での作戦にはビックリさせられる。

結局その試合は3対3の引き分けに終わる。

ソフトバンクは最下位日本ハム相手に6連敗、7試合勝ちが無い。

強いチームとされるソフトバンクは、勝つためのノウハウを若い時から先輩や指導者から学ぶのだろう。

いえば勝つための固定観念が刷り込まれている状態で、BICBOSS率いる日本ハムに対戦すると撹乱される状態に陥っている感じがする。

データー、数字、今までの経験(固定観念)をも無視した監督BICBOSSの采配を読み取る努力を、思考を変えなければこれからも日本ハムには苦戦していくだろう。

新種の監督、BICBOSSから目が離せない。

これからのプロ野球の監督像も変えてしまう勢いが新庄には感じる。

 

 

最後まで読んでくれて、ありがとう!

 

 

 

 

 

 

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