人は言葉に左右され、傷つく時もあれば、助けられる時もある。

野球界では、色んな助言で目覚めたり覚醒する事だってあるのだ。

享年32歳でこの世を去った郷土の後輩、津田恒実が残した言葉が、「弱気は最大の敵」だった。

人の良い後輩はマウンドに上がるたびに、この言葉を胸に秘め相手と立ち向かっていた。

オリックス、ドラフト1位の椋木は私の高校の後輩になるが、郷土の先輩にあたる津田の言葉を、座右の銘にしたようだ。

昨日、ロッテ対日ハム戦がZOZOマリンスタジアムで行われた。

その試合で日ハムの万波が、12号ホームランと9回には同点タイムリーを打つ。

その裏には、BICBOSSの助言と高校の先輩近藤の助言があったらしい。

BICBOSSは近藤に、「どうやってボールを見逃してるのかを聞いてみたら?」と万波に声をかけた。

さっそく万波は近藤に聞く「打席の中で真っすぐのライン、軌道を作っておく、線を引っ張ってきて、そのイメージを

もてるかどうかが大事」と教えたらしい。

万波には、目から鱗、だったらしいが、どうやったら打てるの?ではなく、見逃し方を覚えてほしいと思ったBICBOSSに

感心した。

万波の中で、何かが変わったらしいが今後に期待したい。

長嶋茂雄さんの名言

「挫折してもプライドは失はない、それは努力しているからだ」

「現実になっていきますよ。よいことを常に思っていきましょう」

凄いと思うのは、思考は現実化する、という事を早くから実践しているということだ。

ポジティブな人はいいものを引き寄せるんだな。

王貞治さんの名言

「敵と戦う時間は短い。自分との戦いこそが明暗を分ける。」

「ときには嵐のような逆境が、人を強くする。」

らしく真面目だなぁ〜

勝負に対して、真っ向から立ち向かった人の言葉だな。

私にも名言、でもないが心に残ってる考えや言葉がある。

盗塁王を奪った1984年の事、シーズン終盤まで調子は良かったが、タイトルが目の前にちらつき不振に。

巨人の青い稲妻、松本さんが追ってくる。

見るにみかねたコーチがカウンセラーを紹介してくれた。

その人は、私の考えてることをズバズバ当てアドバイスをくれるが、心にはあまり響かない。

なぜ響かないのか? その人は言う。

「今、豊さんは素直になれないのね?、セッパつまてるからなのかな・・・?」

「心を開かないと貴方の成長は止まってしまいますよ。それは貴方次第」

この言葉で目が覚めた事を、今でも鮮明に覚えている。

「盗塁は塁に出ないと走れない、しかし心は1塁にいる。

「まず打席を全うしなさい」

こんな言葉をもらいながら、その年、盗塁王に輝いた。

もう一つは、経験こそが糧になる、だ。

自分の性格は、考えることより、悩むことよりまず行動、と言った性格。

周りの人をいつもハラハラドキドキ、失敗するのでは・・・?と心配をかけまくり。

しかし、私の頭の中には残念ながら、失敗ということがない、心配ご無用だ。

「人は失敗というかもしれないが、俺には素晴らしい経験だと思っている」

こんな言葉を大切にしながら生きているのだが、どんな言葉を聞いても何も感じない人がいる。

勿体無い事だ。

響かない人の特徴は、素直になれず人の話に否定から入る人が多い。

私もそういう時があった。

打撃不振、何をやってもどうにもならなかった時がある。

その時、もう一度原点に戻り心を開こう素直になろう、人の意見に耳を傾けよう、と心に誓った。

実践すると不調を乗り越えることが出来た。

不調は、技術的なことではなく自分の心の中にあったのだ。

それからは、心を開き素直でいようと心がけている。

万波の素直さが、その言葉を有効的なものにし、結果として出すことが今日は出来た。

これからどんなに素晴らしく大きな選手になっても、聞く耳と素直さがあったからこそ心に響き 打てたのだと言うことを

いつまでも忘れないでほしいと願う。

 

最後まで読んでくれて、ありがとう!

 

 

 

 

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