OBとして嬉しいことは、チームが強くイキイキしてることだ。
久しぶりにこのフレーズを使える、首位攻防戦!
神宮で行はれる戦いは、ゲーム差7と先は長いが、DeNAは絶好調でこのカードを3連勝でもすれば一気にゲーム差は4と縮まる。
第1戦の先発は、ヤクルト小川、DeNAは大貫!
ヤクルトは6連敗中で手を打ってきた。
打順の大幅変更、1番丸山、2番宮本、3番に塩見、山田を外してきたのだ。
2回、村上の41号先制ホームランでゲームが動き出す。
村上も前のカードで、40号の最年少記録を達成しているだけに気持ちよくバットを振り抜いた。
3回、桑原のタイムリーですぐさま同点に追いつく。
4回、ソト2塁打、嶺井のタイムリーで勝ち越すが、5回にオスナの同点ホームランと両チーム譲らない。
6回、宮崎を1塁に置きソトが2ランホームランで勝ち越す。
小川のチェンジアップを見事にとらえた質の高い一打だった。
8回、同点、逆転のチャンスが訪れる、DeNAの遅れ出した投手は、エスコバー、先頭の丸山に死球、続く宮本に四球、3番塩見は送りバントの構えは当然だ、しかしバントの構えから空振りしたためセカンドランナーの丸山が飛び出してしまう。
ヤクルトベンチの思惑通りにはいかないと思ったのも束の間、塩見がヒットで繋いだ、1、3塁、次のバッターは村上。
2、3塁なら申告敬遠も考えるが、マウンド上には左のエスコバーがいる。
しかし結果は死球、マウンド上のエスコバーはめちゃくちゃ、これを見た三浦監督はピッチャー交代を告げる。
入江だったが大丈夫かな?経験という意味では少し頼りなく感じるが、球の力にかけたのだろう。
迎えるバッターはサンタナ、力強い球でまずは三振、この日のサンタナは調子が悪いが次のバッターはこのゲームでホームランを打っている。
神宮のブルペンは外にあるため、オスナのホームランは生で見てるだろうな〜!
やっぱり、入江の肩に力が入る、押し出しの四球。
1点差、代打に山田を使ってきた。
キャッチャーの嶺井がマウンドに行き、入江を諭すように話をしている、入江も頷き真剣な眼差しで嶺井を見ている。
この少しの間で入江は我に帰ったように思う。
山田を力強いストレートでライトフライに打ち取りリードを、チームを守った。
ヤクルトはこれで7連敗と苦しむ、DeNAは一気にイケると思っただろうが、第2戦は、台風のため中止になる。
歴史を振り返っても、雨で流れが変わることはいくらでもあるし、中止にしなくてもいい雨でも流れを変えるために
無理やり中止にしたホームチームも過去にはあった。
3戦目、ヤクルトは小澤、DeNAは坂本!
またヤクルトは打順を変えてきた、1番山田、2番サンタナ、3番塩見、不調のキャプテンを1番に据える。
山田にとっては3年ぶりの事である。
初回De NAの攻撃、1番の桑原がセンター前ビットで出塁、楠本は三振に終わるが、佐野に四球、牧、宮崎に連続死球で一点を失う。
マウンド上にいる小澤の表情は、緊張が読み取れる。
次のバッターは1戦目で大活躍したソト、バッチングの感じが残っているのならDeNAにとっては願ってもないチャンス。
初球は逆球のインサイド、ソトが好きなコースのストレートだったが反応しない。なぜだ?
2球目のカット系のボールに手を出すがボテボテのピッチャーゴロ、1、2、3と渡りダブルプレイー1点止まりに終わった。
さぁ〜坂本の立ち上がり、1番の山田、初球ストレートをフルスイング、打球はセンターやや左方向へのホームラン。
一球、一振りで同点にした。
その後、4回に塩見の2ラン、濵田のダブルプレー崩れで1点を取り、ヤクルト自慢の継投で逃げ切った。
この試合でヤクルトの強さをまた感じた。
雨で中止の時(7連敗中に)どうやって切替を図ったのか?どうやって皆んなを鼓舞したのか?
この試合ではキャプテン山田が背中で引っ張る姿が光ったのと、リリーフ陣の目の色が違ったことが印象的だった。
雨で時間が出来たが、有効に使えるあたりがファミリー的なチームだな、塩見が何時ぞやのヒーローインタビューで言ってた、
「球場、ロッカールームに来るのが毎日楽しみでしょうがない」
一体感がこの試合にはあった、またリーダーシップをとれる選手が沢山いて一人一人が責任を持ってプレーをしている。
あと、昨年日本一になっているプライドも感じDeNAとは経験値の差を感じた。
雨で流れが変わったと言っても良いだろう、しかしその流れを変えられるのは、普段からチームで野球に向き合いチームメイトとコミニケーションを多く取っているから出来ることである。
ヤクルトみたいなチームにDeNAもなってもらいたい。
最後まで読んでくれて、ありがとう!